アロマと自律神経
アロマが自律神経を整える道のりについて書きたいと思います。
アロマとは芳香、芳しい香りのことを云います。
アロマテラピーで使用する精油はエッセンシャルオイルと呼ばれるものです。
時々、アロマオイルという表現も聞きますが、アロマオイルとエッセンシャルオイルは別のものとなります。
アロマがどうやって自律神経に届くのか
それは「香り」の不思議、嗅覚の「神秘」ともいえるルートがあります。
私たちの嗅覚は五感のなかでも原始的なもので、心とつながっています。
心とは思考や感情、または記憶も含まれます。
なつかしい香りを嗅ぐと、記憶のふたが開かれ、その時の感情がするすると紐をひっぱるように出てきます。
感情ひとつひとつ、風景のひとつひとつが
「香り」と共に結びついて、記憶へと格納されているわけです。
その「香り」は脳(大脳辺縁系)にダイレクトに届くのですが、そのスピードは0.16秒とも云われ、痛みを感じるよりも早いそうです。
目には見えない香りが、体内にとりこまれるスピード。
いろんな研究がされているのでしょうが、見たことはありませんからわかりません。
でも、「香り」とはそういうものなのでしょう。
そして香りは、「大脳辺縁系」から「視床下部」に届きます。
「視床下部」は何をするところかと言いますと、体にいろんな司令を出す役割があります。
それが、自律神経や免疫系に働きかけるというルートです。
自律神経が乱れると、いろんな不調がサインとしてあらわれます。
自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。
「交感神経」は、起きている時に活動しています。
「副交感神経」は夜眠っているあいだ、傷ついた細胞を修復したりして働いてくれています。
私たちの体には、様々な神経が張り巡らされていて、すべてがバランスを保って、その上に「生命」が成り立っているのです。
私は「脳」を癒すことがとても重要だと思っていますが、「脳」に触れることはできません。
「脳」に触れることができるもの。
それは「香り」です。
「香り」が「脳」を癒す、それは目に見えなくて真実だと思います。
「香り」で「副交感神経」を優位にしてリラックスすること。
「脳」に休息を与えることが、癒しの本質だと思います。
って今日はまじめに書いてみましたが、私がアロマテラピーに驚きと発見を見つけたルーツがここにあります。
0コメント