さみしくてステキなわたしたち
今はムスメと暮らしていますが、おなじ屋根の下で暮らすのはあと少しです。ふだんの何気ないこの日々は、永遠ではありません。
そう思うとなんだか不思議で、私は時々迷路のなかに迷いこみます。今ここは?わたしはどこに立っているのだろう?ゴールはどこ?それよりもスタートはどこだった?
なんとも足元がゆらゆら揺れて、たよりなくなってしまいます。
こないだ、仲よくさせてもらってる近所の友達と出かけました。一緒に子育てしてきたし、悩むときも一緒に悩んでくれた家族のような友達です。子どもたちの節目にも、一緒に喜んだり泣いたりしてきました。
その時、わたしの胸のうちの話をしました。
「じぶんがお嫁に行って家を出たその日って、親は何を食べたんやろ。夜はどうやって眠ったんやろ・・・と思ったらすっごく泣けてきて、今日は目がぱんぱんに腫れとるげん」
そしたら友達は「わー!そんなこと考えもしんかった」と言って、「親にしてきたことが少しずつ返ってくるんやねぇ」などとしみじみ話しました。
親ってさみしくて、すてきやね・・・って。
ふたりで夕焼け見ながらそんなこと話しながら帰りました。
近所だから帰り道は一緒です。
家に着き、何だかしみじみしながら片づけをしていたら、ふと引き出しからムスコのハンドクリームを発見。お、なんかよさげなクリームや、ぬってやろうと手にぬったら何と!洗顔クリームだったという・・・
手がべたべたになるし、へんなにおいだしサイアク!!
(昔、洗顔クリームで歯を磨いたことを思い出した。あの時は寝ぼけていた)
「濃厚なクリーム、しっとり」というワードが書いてあったんだもん。
まぎらわしいげんて。
泣いたり、しみじみしたり怒ったり、迷ったり凹んだり。
わたしたち、いろいろな日々を過ごしています。
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