記憶の香り
木の葉がさわさわ揺れて
光と遊んでいるのを見ていると
なんかこう、懐かしい気持ちになる。
誰かとても大切な人が笑って
手を振っているみたいだ。
人として生まれる前は
私はきっと木だったんじゃないかなと思ってる。
私のなかのDNAに、
木だった頃の記憶が宿っているのかも?と思う。
深いところで根をはって
のびてのびて
枝を広げて葉を揺らしていた。
下で子供たちが遊び
鳥が羽根を休め
人が荷物を降ろしていた。
私はきっと木だったはず。
木の香りが大好きだし。
能登の香りの精油は
そんな記憶をよびもどす。
だから、この香りで
お客さまにトリートメントできる仕事はとてもしあわせだ。
記憶の香りは誰にでもあると思う。
ふるさとが人を強くする。
香りが人を強くする。
そんな香りそのものでいたいなと思う。
0コメント