竹原ピストルさんと弓張月

先日、中島町の能登演劇堂へ、竹原ピストルさんのライブに行ってきました。




じぶんでチケットを取り、コンビニへ行って発券し、ムスコに「ライブまでにちゃんと曲をおぼえておくように」と言われながら、当日近くまで発券したチケットを確かめもせずに過ごしておりました。


 


ふと。

あぁ、そうそう、竹原ピストルさんのライブに行くのだったな。っておいおい、席は?何列目だったけ?と思い出し、チケットを見ると「1列目」と書いてありまして・・・




ムスメに「ねぇ、1列目ってどこけ?」と訊いて、「え?すごいぜお母さん!一番前やん!」と言われ、1列目が最前列だということにやっと気づいた次第です。




そういえば、前に能登演劇堂で演劇を観た時も、どなたかのキャンセルのおかげでちょうど同じ席に座ったことを思い出しました。わたし、モッテルね~




当日はいそいそとムスコと二人で中島町へ出かけました。

私は、出産と子育ての時期を中島町で過ごしたので、ちょっとした里帰りです。

ムスコも車中で「懐かしい懐かしい」と言っていました。




能登演劇堂の隣りにあった図書館は、子どもたちが小さい頃、本当にお世話になった場所です。

やさしい音楽が流れていて、図書館にありがちな殺伐の欠片もありません。

ゆっくりできる椅子があちこちにあり、紙芝居を読んだり、おもちゃで遊んだりして過ごしました。




玄関のガラスに突進してぶつかったのはムスコだったかムスメだったか?

トトロのおはなし会のこと、団地の友達のことなど話しました。

今はあの頃の図書館はありませんが、空気とか、まだ小さかった子どもたちのことはすぐ思い出すことができます。




竹原ピストルさんのライブは、それはそれはすごかったです。

ギター1本でこんなに深くて熱くて、伝えたいことをまっすぐに表現できるなんて。

1曲目から涙、涙、涙、、、

2曲目が私の大好きな曲で涙、涙、涙、、、

ひざ掛けに持っていったガーゼケットで何度も顔を拭きました。




竹原ピストルさんは純朴な人で、MCも飾り気がなく、すてきでした。

最後に「携帯の電源いれて写真撮っていいよ」と言って、ステージの外へ。

能登演劇堂のステージは、バックがお外になるんです。

ライトアップされて、木や虫が風に揺れてきれいでした。




ムスコは金沢のライブハウスで竹原ピストルさんを聴きに行ったことがあり、「すごいいいひとやよ」と言っていたので、いいひとなんだろうなぁと思っていたけど本当にいいひとでした。

また能登演劇堂がいいなと竹原ピストルさんも言っていたよ。また来てほしいな。




ライブの帰りの空に弓張月がとてもきれいでした。

中島町は星もきれいに見えます。

それからムスコとラーメンを食べに行きました。

久しぶりにムスコ孝行できたかな?

いいえ、きっと孝行なのはムスコのほうですね。親孝行してもらいました。




神様は時々こんなすてきな時間をポトリと、わたしたちの人生に、月の光のように落としてくれます。




ラーメンを食べて外に出てもまだ、弓張月はぴかぴか光っていました。





kiss hug

石川県七尾市のヒーリングとアロマのお店です。ハーブで優しいピローを作っています。